最初に摘み取られたこの時期のお茶が「新茶」または「一番茶」と呼ばれ、特別価値のあるものとして重用されています。 “初もの”として縁起が良いだけでなく、“旬”のお茶としてその味わいも格別とされる新茶。「新茶」または一番茶は、その年の最初の新芽を摘み採ってつくったお茶のことで、「新茶」または一番茶と呼ばれます。「新茶」または一番茶は、1年で最初に摘まれる「初物(はつもの)」でお茶好きの方は新茶を楽しみにされています。
「新茶」の特徴は、柔らかい新芽(若葉)の「さわやかですがすがしい香り」です。また、旨み、甘みの成分であるアミノ酸が多い傾向にあります。新茶はとっても葉が柔らかく、水分やミネラル分、旨み甘み・リラックス成分のテアニンを多く含んでいて、青々しい新鮮な香りと甘みがあります。 この新茶にしか含まれない青々しいお茶の香り=青葉アルコールは、アルコールといわれる所以、揮発性が高く、その特別な香りはお茶のパックに詰められてもすぐに飛んで行ってしまいます。
「新茶」の時期は、暖かい南の方から徐々に北へと摘まれる時期が移行します。八女茶は、4月の下旬から6月の中旬あたりに「新茶」が出荷されます。
新茶のみずみずしさは、時間の経過で少なくなってしまいますので、できるだけ早く飲むことをおすすめします。 開封したら1か月くらいで飲みきり、なんとなく梅雨の季節がくるまでには飲んで頂きたいです。また、保存は冷蔵庫に入れて保存し、移り香にご注意ください。
「新茶」または一番茶は、冬の間に枝や葉にたくわえてきた栄養を十分に使い、低温の中でゆっくり時間をかけて育つため、甘み・旨み成分であるテアニン(アミノ酸の一種)がたっぷりと含まれています。そのため、もっとも高品質とされています。旨み成分が豊富なため、おいしいのです。
4月上旬より中旬を目安に5月上旬が一番良い時期とされています。 新茶は希少価値のあるもので、特に重宝がられています。 おいしい新茶の時期はすぐそこです。 八女茶は日本茶本来の旨味やコク、甘味を存分に感じられるお茶であり、全国茶品評会にて10年連続で農林水産大臣賞、16年連続で産地賞を受賞した高品質、高級茶です。
八十八夜とは、立春から数えて八十八日目にあたる日のことを言います(だいたい5月2日頃)。八十八夜は、春から夏に移る節目の日、縁起のいい日とされてきました。この頃は、茶摘みの最盛期でもあり、気候条件も含め、極上のお茶となります。また、八十八夜前後に摘み採られたお茶を飲むと長生きすると言い伝えられており、古来より不老長寿の縁起物の「新茶」として珍重されます。